英語4技能時代に対応した EnglishCentralの新たなボキャブラリー学習
本日は、2020年度の学校利用に向けて一新された、EnglishCentralのボキャブラリー学習の仕組みをご紹介します。
これまでの生きた文脈の中でリスニングやテキストのリーディングを通して出題単語の意味を確認する学習に加えて(meaning-recall)、英語で頻繁に用いられる頻出単語リストをベースに伝えたい内容を英文を構成する上で必要な単語をタイピングまたはスピーキングして回答する「ボキャブラリービルダー」の仕組みを導入(form-recall)、これを用いて毎週確認を行う「単語4技能テスト」の機能を正式にリリースしました。
世界中で5,000を超える教育機関に利用され、500万人を超える英語学習者の5億を超える学習データをベースに開発した新たな学習システムの仕組みをお伝えできればと思います。
◆14,000本以上の動画で「学ぶ」、単語クイズで繰り返し学習
EnglishCentralは世界中から集めた14,000本以上の動画教材で、生きた英語を学ぶことができる学習システムです。
これまでもこの特性を最大限に活かして、実際に英語圏で話されている会話をリスニングあるいはリーディングしながら、文脈に沿ってボキャブラリーの実際の活用方法を習得することができました。
皆さんもおなじみの、動画内の「学ぶ」ではセリフを聞き取りタイピングで穴埋めを、マイ単語などで出題される単語クイズでは、流れてくる音声と字幕に沿って日本語の意味を4択クイズで解答をする仕組みです。
単語やイディオムなどのボキャブラリーは、単独で覚えてもなかなか実際には使えるようにはなりません。
実際の英語の会話、ニュース、アナウンスなどで流れる文章の中で、その単語が使われる文脈を確認しながら学習をしていく。「使える英語」を身につける上で必要な学習をEnglishCentralであれば14,000本以上の動画で行うことができます。
また、インターバル学習機能を備えた「マイ単語」で、一度学習した単語をきちんと覚えるまで繰り返し学習することができます。
文脈の中で学習することの意義や、インターバル学習で繰り返し確認をすることの効果は、さまざまな英語教育学の研究で実証されており、EnglishCentralではこの知見を取り入れて皆さんが利用しやすいようにシステム化して提供しています。
◆ボキャブラリービルダー
生きた文脈の中でボキャブラリーを習得するのは、もちろん極めて有効な学習方法ですが、一方で「動画学習だけで本当に必要な単語が身につくの?」という不安の声や、「英語でコミュニケーションをとる上で必要なボキャブラリーはできる限り効率的に身につけたい」という要望もあるでしょう。
そんな声にお応えする学習方法が、本当に英語で頻出する単語を分析して集中的に学習をする仕組みです。
基礎単語 | 英語でもっとも頻繁に使用される2800単語を集めたリスト |
アカデミック単語 | アカデミック教材や講義で使用される一般的な960単語を集めたリスト |
TOEIC®単語 | 基本単語以外にTOEICで使用される一般的な1200単語を集めたリスト |
ビジネス単語 | 基本単語以外にビジネスで頻繁に使用される1700単語を集めたリスト |
すでにEnglishCentralでも上記の単語学習のためのクイズコースをご利用になっていた方もいらしゃると思います。
例えば基礎単語2800では、これらの単語をきちんと習得していれば、英語圏の新聞、雑誌、本、テレビ、映画で使われている単語の92%を網羅できると言われています。
皆さんも日本語の単語を意味をすべて知っているわけではありませんね。
会話の中で難しい専門用語など聞いたことがない言葉に遭遇することもあると思いますが、その時は前後の文脈からなんとなくこんな意味ではと推測することができていると思います。
同じように一生のうちでも一度か二度しか出会わない単語を必死で覚えるよりも、頻出する単語をきちんと自分のものして、文脈から類推する方が英語を使う上で早道ですね。
この単語リストを用いて、さらに英語で発信する場面を想定して学習をできるようにしたのが、今回初めてご紹介する「ボキャブビルダー」です。
「ボキャブビルダー」では、あらかじめ学習した単語リストを選択した上で、英文内の空欄部分に当てはまる単語を品詞の種類と日本語の意味から考え、タイピングまたは発音というアウトプットを通じて解答します。
①学習する単語リストを選択 | ②クイズの形式と学習単語数を設定する |
③タイピングまたは音声でクイズに回答 | ④正解をすると例文の動画が再生 |
頻出単語を確実に押さえながら、英語話者として相手に伝えたい内容を制限時間内にタイピングまたは発音をすることで、より確実にボキャブラリーの運用能力を高める学習方法です。
ここでもEnglishCentralはNGSLという英語教育学研究に基づいた単語リストやボキャブラリー運用能力に関する最新の研究を取り入れて、ESL学習者の語彙習得に知見の深い大阪女学院大学のStuart Mclean先生監修のもと製品開発を行いました。
◆単語4技能テスト
EnglishCentralでは高校や大学などの教育機関向けに、クラスで単語学習をさらに体系的にできるように「単語4技能テスト」という仕組みをリリースしました。
このテストでは、先生が毎週テストを作成しなくても、頻出単語リストに基づいて自動的に決められた時間にテストを出題することができます。
しかも、毎週のテストのうちの50%は新しい単語が出題され、残りの50%は前週までに出題された単語のうち、テストで間違えた単語が優先的に出題される仕組みとなっており、個々の生徒に最適化された出題をできるようになっています。
テストの結果はすべて「教師ツール」という管理画面で集計されたデータを確認することができ、学期内のテストの平均点なども自動的に算出されます。
毎週、個々の生徒に最適化した単語テストを作成、実施、採点、そして学期終了後の評価を出すには相当な時間と労力が必要となります。
EnglishCentralならば、グローバルに認定された頻出単語リストで、個々の生徒に最適化された単語テストを1学期間確実に実施することができるのです。
◆まとめ
以上、見てきたようにEnglishCentralの新たなボキャブラリー学習の仕組みを使えば、以下の5つのことが実現できるようになりました。
1.文脈の中でボキャブラリーを習得する
2.インターバル学習で繰り返しインプットを行う
3.グローバルに認定された単語リストで確実に頻出単語を習得する
4.頻出単語のアウトプットを繰り返すことで運用能力の確実化を図る
5.クラスで個々の生徒に最適化された単語のテストを運用する
2020年度のカリキュラム編成に向けて、いまならまだ間に合います。
是非、お気軽にお問い合わせをください。
製品名 | 単語4技能テスト |
価格(税抜) | ■ アカデミック単体価格 1アカウント1,200円(最大1年間利用可能、税抜) ■ アカデミックプレミアムパック(動画学習とのパッケージ) 4ヶ月プラン:1アカウント3,000円(税抜) 12ヶ月プラン:1アカウント5,800円(税抜) ※プレミアムプラン以上でご利用の場合は、お問い合わせください。 ※一般価格は年間6,000円(税抜)となります。 |
お問合せ先 | sales-ja@englishcentral.com |